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株式会社ヘッドウォータース 篠田(しのだ) 代表取締役
【2008/02/01(金) 22:56】
株式会社オウケイウェイヴ取締役の杉浦さんに、仲介・同席していただき、株式会社ヘッドウォータース代表取締役の篠田(しのだ)さんとお会いする機会を設けていただきました。

■社名について

まず、「ヘッドウォータース」の意味をご存知でしょうか? 私は知りませんでした。
同社の代表挨拶から引用させていただくと、その意味は以下になります。

「Headwaters」とは日本語で「源流・最上流」を意味します。

株式会社ヘッドウォータースという水滴から始まり、後に巨大な激流となり、日本のIT業界を飲み込んでその変革をはかると言う意志の元に、この社名を命名しました。

また、ビジネスを仕掛ける最上流を担う人材であろうという、私どものスタンスを表す社名でもあります。

システム開発の工程は、上流から下流まで川の流れに模して表現されることがあります。上流はビジネスモデル分析、中下流がプログラム設計・開発です。システム開発に従事するSEは、お客様の業務分析を行う、より付加価値の高い「上流」を目指し、プログラマからキャリアアップを目指すのが通常です。

つまり、SEにとって「上流」という言葉には高付加価値、到達点という思いがあります。そこを、さらに突き抜けて「源流」と命名するところが素晴らしいと思いました。「源流」という言葉だけで、SEが到達すべき高みを想起させる一方、「水滴から始まり、後に巨大な激流となり」、IT業界の変革をはかるという会社のスタンスにストレートに繋がります。

これは、篠田さん自らが考えたお名前だそうです。まず、「源流」という言葉に思い至り、英語を引くと「ヘッドウォータース」とあり、奇をてらうでもなく、いい名前だと直感されたそうです。幸運というのではなく、本質を考え抜かれた結果、この名前にたどり着いたのだと思います。思い入れの込められる、なかなか見つからない素晴らしい社名だと思います。

なお、最初に引用した代表挨拶だけをみると、大上段で実現性がないと感じられるかもしれません。しかし、私は篠田さんのブログを拝見して、この方なら真実味があると感じました。私だけではないと思います。ぜひ「会長ブログ」をご覧下さい。

■会長ブログについて

篠田さんには、経営者の条件についてお話をうかがったのですが、私にはそれらがどこかテクニカルなものに過ぎなく思えました。篠田さんならば私はついていきたいと感じさせるものは、経営自体ではないように思えました。そこで、篠田さんがおっしゃったのが、「自分は経営者4割、教育者6割だと思っています。」と。

それで、私は納得しました。松下幸之助も「松下が作っているのは人だ」と言われたそうです。結局、ビジネスモデルを作るとか、組織を作るとか、利益を出すということはテクニカルな部分に過ぎず、少なくとも私はそれだけではついていこうとは思えません。

人への思いやり、育てる情熱があるからこそ、それに人は惹かれるのだと思います。それなくして、経営技術だけあって、どんなに才覚があっても、その経営者に対して社員として自分の時間を共有、もしくは投資しようとは思えません。

■「焦燥感」について

会長ブログを拝見すると、読むだけで力が沸いてきます。あのようなメッセージを発することがどうしてできるのですか?とお聞きしたときに、篠田さんは「焦燥感ですね」と言われました。これだけのメンバーを率いる会長でありながら、ご自分は能力が会社の中で一番低いと思っている、その焦燥感が自分を創ってきた。それがあのブログに繋がっているという趣旨のお話でした。

ここで、参考までに関連部分を引用させていただきます。写真もブログ自体と同様の場所に付けさせていただきました。見ていただくとわかるのですが、ブログには熱いメッセージに並んで、社員の方々の自然な楽しそうな写真が掲載されています。どこかアンバランスでありながら、むしろヘッドウォータースという会社がいいバランスが取れていることを感じさせてくれます。熱いだけではなくて、楽しい・幸せ。もしくは、熱いからこそ、そこでの働き甲斐が自然と表情に溢れているのだと思います。

  「焦燥」 【2007年12月28日12:41】 より抜粋
現在の私も常に焦燥感に駆られている。

理想とのギャップを埋め、事業を推進しなければという焦燥感。自分の性能に対する未熟さを責める焦燥感。今居るメンバーをビジネスマンとして完成させなければという焦燥感。

良い具合に己の背中を冷たくする焦燥感を多く持っている。これも事業の醍醐味だし、この冷たさが生きていることを感じさせてくれる。

現実社会で多くの人に影響を与え、多くの人を巻き込んでロマンを追及する人間には相応の責任がかかる。その責任を正しく感じ取れる人間ならば、この焦燥感からは生涯逃げられない。

headwaters_photo.jpg私も野望がある。私個人が幸せになりたい、豊かになりたいという野心はすでに無い。それは自分の性能をそこそこ発揮すれば自然と手に入る。私の野望は、HWSが提唱する理想を実現し、HWSのメンバーは当然として、全世界の多くの人々を幸せにすることだ。一種の芸術家の様な仕事なので、理想を形にする事自体が野望であり、その後に来る富や名声はおまけだ。

この野望が生み出す熱と、野望を追う人間が背負うべき焦燥感が生み出す冷気に駆られながら、来年も全速力で生き抜けるつもりだ。その速度に乗り、共に歩める仲間と来年も多く出会いたい。


■ミッションについて

そもそも、まずはこの会社のミッションについて引用すべきではあったのですが、「ベンチャー通信」という雑誌の2008年新春号にヘッドウォータースが紹介されています。そのなかで、萱沼(かやぬま)取締役の一言にそれが集約されているようです。

エンジニアからビジネスパーソンを輩出し、新しいビジネスモデルを創出する。

篠田さんは、就職活動中の学生へ向けたメッセージのなかで、このミッションの背景となる、社会的問題についてこう言われています。

日本にとってエンジニアは重要な存在であるにもかかわらず、エンジニアの社会的地位は低い。統計的データによると、理系の給料は文系よりはるかに安い。32歳くらいまでは理系の方が高いが、その後文系に抜かれ一生涯後塵を拝する。その差は生涯所得で5000万円にも及ぶ。多くの理系出身者は作業者として扱われる。目の前の開発をしろと言われ、ひたすら作業を強いられる。

本来、エンジニアも、少なくても40歳以降はビジネスをすべきだ。

どういう商品が売れるか考え、部下を成長させ、経営バランスからいくら投資すべきかを決め、チームを率いて、新しいビジネスを仕掛けることなど、経営全般に必要な総合的な修練を積むべき。この感覚でビジネスを見ることがないと、管理職として不適切な人材になってしまう。ビジネスが出来ない作業員の40歳にやらせる仕事は日本の中に存在しない。少なくとも一定レベル以上の所得では存在しない。

この問題意識がヘッドウォータースのミッション・社会的使命に結実しているのだと思います。先ほどのメッセージではこう続けられています。
このITスキルが極めて高く、ビジネスをコントロール出来る人材を輩出していけなければ、世界のハイテクをリードし、外貨を稼ぎ豊かさを享受し続ける日本の未来はない。

我々のミッションは新しいエンジニア像を確立することだ。40歳以降も高いビジネススキル、ITスキルを武器に事業の前線で活躍できる人材を作り上げる事だ。生涯安心し生活できる職業としてのエンジニアを確立させる事だ。大学生達が最初に目指す職業として、第一にエンジニアを挙げるようなキャリアパスを作り上げる事だと思っている。

僕の特殊技能をフルに使い、優秀な仲間達と命がけで取り組めば、必ず実現できる。ビジネスのタフさフレキシブルさなどを考えれば、これは大企業よりも我々が背負うべきミッションでえあると断言できる。

我々はこのミッションを背負い日本の未来を必ず作り上げる。
ハイテク立国日本においては、技術者出身の経営者がもっと必要だ。
ビジネスをリードするエンジニアがもっと必要だ。
エンジニアの新しいキャリアパスが必要なのだ。
これがHWSの、社会的使命である。

上の引用で「僕の特殊技能」という部分を私は赤文字にしましたが、原文は他と同じ色です。この特殊技能について、補足として前述のメッセージから以下を引用しておきます。
当時の僕の性能のうち、特殊性があり、役に立ちそうな能力というと、「組織を、非常に高いエネルギー値を持った状態にする」ことがあった。
これは、「営業組織を率いて戦ってきた」という経験・実績から身に付いた能力。
モチベーションやエネルギー値の高い、エネルギーに満ちた組織を作ること。
組織を、非常に高いエネルギー値を持った状態にすること。これが僕の特殊技能だと考えた。

事実、「会長ブログ」を読んでいるだけで、この特殊技能、才能を感じさせます。こういう方の下で働けるのは幸せです。会長ブログのどこかにも書かれていたのですが、豊かになった現代では、人はお金ではなく、志・使命のために働くと。その使命感を心に刻ませてくれるのが、経営者・教育者として必要な能力なのだと感じました。

■インドのオフショア開発

ヘッドウォータースが重点とされている事業の一つに、オフショア開発、つまり、海外でのプログラム開発があります。通常は、海外の安い人件費・開発費を利用する手法と思われます。もっとも、ご想像のように言葉の壁、仕事に対する文化の違いなどから、実態は多くの困難を伴うと言われています。

そのような一般的な認識に対して、先ほどの会長メッセージによると:
良く世間で言われる「インドを安く使ってコストを抑え、利益を上げたい」という話がある。
このモデルには僕自身があまりワクワクしない。

(中略)

インド企業は、欧米の企業と実力で競争しているので、最先端の開発環境が導入されている。
国際的なルール、国際標準での開発をしている。これがあるから欧米と取引ができている。
日本のエンジニアも、今は海外をリソースとしていても、いずれクラアントとして使わなければならない時が必ず来る。国際標準の開発スキームと英語は、エンジニアにとっては必須だと思って間違いない。これが出来なければGDPの成長がマイナスになると同時に多くのエンジニアは就業先を失うだろう。

私は、インドのオフショア開発に低コスト以外には何があるのかと思っていたのですが、直接ご本人から聞いて納得がいったのが、上にあるように①欧米の下請けをしてきたために国際標準の開発スキーム(設計手法、ドキュメント等)のノウハウがある。そして②米国産の航空システムパッケージも実開発はインドでオフショアで開発してきた。そのノウハウがインドにはある、とのことです。これらの点は納得が行きました。

■最後に

篠田さんは1968年生まれでもうじき40歳になられますが、とても若々しく颯爽とした印象です。ブログを拝見していったので、一方的に話され圧倒されるかとも思っていました。しかし、聴く姿勢を持たれた方です。

結局、会話なのでお互いにフィフティ・フィフティで話し、聴くというのが重要だと思います。特に、あれだけのお話ができ、語彙も豊富な方の場合、とかく、自制するのがとても難しい気もします。しかし、そのような所がない点が素晴らしいと感じました。自分を表現したいという気持ち以上に、相手のことを理解したいという気持ちをお持ちなのだと思います。

★杉浦さん、篠田さんをご紹介していただき、本当にありがとうございました。


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